みなさんは「勉強」していますか?
学生の頃は、勉強ができる事がひとつのステータスとなり、とにかく勉強に打ち込んでいた人や、今も打ち込んでいる人もいると思います。
親からずっと勉強をさせられた、といった親の教育方針もあるかもしれません。
ただ、勉強だけしつづける事は、良いことなのでしょうか。
本記事では、勉強だけしてきた人が社会でどういった評価を受けているかを解説します。
勉強だけしてきた人の特徴
勉強だけしてきた人の特徴としては、以下が挙げられます。
- 答えがある問題だけが得意
- 他人とのコミュニケーションが苦手
- 視野が狭い
- 「失敗は悪」という発想
答えがある問題だけが得意
勉強だけをしてきた人は、テストの点は良い傾向にあります。これは所謂「テストだけができる」人。
基本的に、社会に出てからは答えがない問題の方が多いです。
答えがないものに、どのように考えて、チャレンジし、成果を出していくかが問われます。
勉強だけしてきた人は、答えがないものに対して取り組む事がそもそも難しく、先の見えないものに挑戦することが難しいです。
人が歩いた道しか歩けないのでは、成果がでませんよね。
他人とのコミュニケーションが苦手
会社では専門的な職種を除き、基本的には他者とのコミュニケーションで組織の成果を上げていくものです。チーム戦ですね。
一方で勉強は個人戦。個人で頑張っていれば成果が出るジャンルです。
組織に属する以上、他者とのコミュニケーションや調整は欠かせません。
いくら個人で頑張っていても、組織で成果を出すことができなければ、会社では評価されません。
視野が狭い
勉強だけしてきた人に比べて、部活動、遊び、旅行、アルバイト等、色々な体験をしてきた人は視野が広い傾向にあります。
社会に出て、仮に一般の人に対して何かを売る必要がある場合、様々な人のニーズを汲み取れるのは圧倒的に後者。
世間を多角的、多面的に見てきた人の方が、人の潜在的なニーズに気付きやすく、良い物を提供できる可能性が高いです。
「失敗は悪」という発想
テストで悪い点をとった、受験に失敗した、という経験がある方も多いと思います。
勉強だけしてきた人にとって、これらの失敗は「悪いこと」「取り返せない」という発想になりがち。
社会においては、先述したように正解がない世界で戦っていくもの。
失敗を繰り返す事で、成長していくのが社会人ですが、失敗を恐れるあまりチャレンジしないと、成長が止まってしまいます。
優秀な人間でも、トライアンドエラーを繰り返さないことには社会で成果を残しづらいです。
勉強だけしてきた人の社会での評価
以上より、勉強だけしてきた人に対する社会での評価としては、
- 勉強ができるのに、仕事ができない、成果がでない
- 仕事ができないから、評価もされにくい
と、悪い評価を下されがち。
特に高い学歴を持っているにも関わらず、上記の特徴がある場合は、そのギャップでさらに悪い評価を下されてしまうことも。
勉強をしなくていいという訳ではない
勉強ばかりしてきたことに対するデメリットを記載してきましたが、決して勉強をしなくても良いというわけではありません。
学歴がある事で、社会でも有利に進むケースがあるのも事実。
勉強ができるに越したことはありません。
あくまでも大事なのは、勉強も、それ以外も、バランスよく体験していく事です。
もし今、複数の塾などで詰め込み気味になっているのであれば、学習方法の見直しを図った方が良いでしょう。