中学生になると途端に難しくなる勉強。
小学校の頃は勉強ができていたはずなのに、中学で急に成績が伸び悩み、挫折してそのまま勉強が嫌いになってしまった。という事例は非常に多いです。
勉強が嫌いになると勉強をしなくなり、さらに成績が悪くなるという無限ループに陥るケースも。
中学で勉強ができないと、その後の人生における生涯年収も低下するデータも出ています。
そう考えると、中学校の勉強で挫折はしたくないですよね。
本記事では、京大に現役合格をした筆者が中学生の時に何を考えて勉強していたか?について解説していきます。
勉強のやり方や、モチベーションを維持する方法など、具体的なアドバイスを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
中学生の成績を上げる方法
中学生の時に成績を上げるための方法は以下の通りです。
- 勉強のやる気を引き出す
- 勉強方法を改善する
- 環境を改善する
- 時間の使い方を改善する
- 基礎を徹底的に固める
- 習慣をつける
勉強のやる気を引き出すコツ
勉強のやる気は、「勉強が理解できる」事で生まれます。
そのためには、目標を明確に設定し、達成感を味わえるような小さな目標を立てることが有効です。
例えばクラスで平均的な学力の学生が、いきなり高い目標で「学年1位を取る!」と言ってもなかなかやる気になれず、息切れしてしまいます。
まずは少しずつ、小さな成功体験を積み重ねていく事が大事です。
また、周りの人と協力して勉強することや、楽しみながら勉強することもモチベーションを維持するために役立ちます。
成績を上げるための効果的な勉強方法について
人によって効果的な勉強方法は様々ですが、以下に気をつけるとより効果的に学習が進みます。
復習は夜にすると良い
人は、睡眠をする事で脳の記憶が整理され、学んだことが定着します。
そのため、その日に学んだ内容を復習したあとにしっかり寝るというのは学びの定着に非常に重要なポイントです。
よく試験前に「一夜漬け」をする人はいますが、これは一時凌ぎにしかならず、結果的に成績は上がりにくくなります。
また、可能であれば朝、脳がスッキリした状態の時に予習を実施し、新しい情報を入れておくと良いですが、ここまでできる人は既に成績上位者ですので、できる範囲から少しずつ取り入れていきましょう。
わからないことはその日に解決
わからない事を抱えたまま次の授業を迎えると、より中身が理解できなくなり、勉強のやる気が低下します。
どうしてもわからない内容は、誰かに聞いたり、調べたりして解決しておきましょう。
同じ問題集を何度も解く
新しい問題集を複数やるのではなく、同じ問題集を何度もやるのは効果的です。
これは大学受験でも効果的な手法ですが、「反復学習」とも呼ばれています。
問題が頭の中に入ってしまうことで、答えを覚えてしまうくらいがベスト。
こうなると、次に類似の問題が出てきた時に解き方が明確にわかるようになります。
ノートを綺麗にとる
ノートをきれいに取るのは、「ノートに書くときに情報が論理的に整理される」ため、学習効率が良くなります。
もちろんノートを後からみた時に勉強にもなるので、ノートは綺麗に取るに越したことはありません。
丁寧に取り、黒板に記載されてない、自分が理解した情報を付与するとより良いですね。
学習環境の改善
効率よく勉強するためには本人の要因だけでなく外部要因となる「学ぶ環境」も重要です。
集中できる環境は人により様々です。
個室が良い人もいれば、リビング学習のように多少の雑音があった方が良い人もいます。
ただ、スマホやテレビなどは注意力が散漫になったり、勉強が手につかなくなるため近くに無い方が望ましいです。
特にスマホは中学生でも持っている人は多く、手に取りやすいので注意。
もしどうしてもスマホが手放せない場合の対策としては「勉強しているときは手に取れない状況を作る」という方法もあります。
例えば、勉強しているときはスマホでオンライン自習室に参加する、という方法。
勉強中に特定のスマホアプリを立ち上げる必要があれば、他のアプリへの切り替えができないので強制的にスマホを使えなくすることができます。
時間の使い方の改善
中学生が成績を上げるためには、勉強時間の使い方が大切です。
具体的には、長時間勉強するよりも短時間集中して勉強することや、勉強と休憩をバランスよく取り入れることが有効。
「ポモドーロ・テクニック」として最近注目を集めている、集中のための手法はご存知でしょうか。
これは25分の作業+5分の休憩を1セットとし、2時間ごとに30分の休憩を取る、という手法で集中力を上げることが可能です。
2時間以上毎日勉強するのはテスト前や受験の時くらいにはなると思いますが、休憩を挟みながら、スキマ時間でも多少の勉強をする習慣づけをしましょう。
基礎を徹底的に固める
中学生の勉強は基礎固めが9割。
数学であれば公式。理科であれば法則や原理、等。
問題集を繰り返し解くことでも身につきますが、教科書を読むだけでも身につく内容です。
応用力は、基礎が固まっている事でしかつかない力です。
基礎はしっかり理解し、どのような問題が出ても頭の引き出しから出せるようにしておきましょう。
習慣をつける
勉強は習慣にすることでより効果を発揮します。
例えば、毎日決まった時間は勉強するといったルールを決める、等。
どうしてもできない、という人は、まず机に座るところから始めましょう。
机に座り、1科目5分だけやってみる、から始めてみると良いです。
人は、何かを始めるまでが億劫ですが、始めてしまえば続けられるようにできています。
お風呂に入るのが面倒、という人は多いですが、入ったあとに「面倒だったな」と思う人は少ないですよね。
勉強も同じで、始めてしまえば続けられます。
これが習慣になれば、次は10分、20分と伸ばしていくのも簡単です。
ただしダラダラとするのはNG。勉強時間を決めて守ることや、勉強する前に目標を立てることが有効です。
また、睡眠や食事、運動などの生活習慣を整えることも、効率的な学習のためには重要です。
中学生が1ヶ月で成績を上げる方法
まずは1ヶ月、これまで記載した方法で自宅学習に取り組んでみてください。
ほとんどの中学生は自宅学習をしていませんので、相対評価となる成績アップは確実です。
ただ、どうしても自分では勉強ができない、という学生さんもいるのは事実。
その場合は家庭教師を雇うか、個別指導教室を検討してみてください。
特に家庭教師はオンライン対応のためクオリティの高い講師が多くおすすめです。