学力が比較的高く、高い質の教育が受けられる事で人気となっている中高一貫校。
高校受験がないため、塾に通う必要は無いと思われがちですが、決してそうではありません。
むしろ、中高一貫校だからこそ塾に通う必要があると筆者は考えています。(理由は後述)
本記事では、中高一貫校生に特化したコースのある塾一覧と、塾の必要性を記載します。
中高一貫校生が通うおすすめの塾一覧
以下、中高一貫校生に特化した塾一覧です。
個別指導塾WAYS
個別指導塾WAYSは「中高一貫校専門」である点が特徴の個別指導塾。
中高一貫校だと高校受験がないため、通常の中学生にある「受験期に伸びる」という成長が起きにくいのが特徴です。
WAYSはその「中だるみ」を無くすため、「これから受験する学校」向けの対策に加えて「既に通っている学校でいかに成果を出すか」にも重点を置いた指導法をとっています。
中高一貫校は、先述した通り学校で良い成績を残すことが、良い進学先に進むことにつながります。
WAYSは他の塾と明らかに違います。無料体験指導も受けられるので一度試してみては。
大学受験ディアロ
ディアロはZ会グループ運営の個別指導塾。
その名の通り大学受験に特化した指導が受けられますが、中高一貫校であれば中学生も受講ができるのが特徴。大学に向けていち早く対策を始められます。
この塾では「生徒が得た知識を先生にアウトプットする」という対話式トレーニングコースがあり、生徒が説明することで「わかったつもり」を無くし、学んだことをより深く理解する事ができます。
プレゼン力もつくため、社会に出ても活躍できる力がつく個別指導塾です。
河合塾
河合塾には「中学グリーンコース」という、中学3年生の時に高校1年生の単元を学ぶ、中高一貫ならではのコースが存在します。
通常、この時期は高校受験に向けた復習や受験対策を行いますが、中高一貫校であれば受験対策は不要となるため、高校の単元を先に学んでおき、授業について行けるようにするのはとても大事です。
またこのコースの目標はあくまでも「第一志望への大学の合格」をゴールとしているため、さらに先を見据えた計画で学習できるのがポイントです。
早稲田アカデミー
早稲田アカデミーにも中学生を対象とした大学受験コースがあり、中高一貫校向けに早期に大学受験に向けた対策を受けることが可能です。
目指す大学によってコースが分かれており、それぞれに最適なカリキュラムが組まれることによって大学への合格ルートを最短にするような授業体制が特徴。
海外の大学を目指すコースもあるため、興味のある方は見てみると良いでしょう。
個別指導のアプロット
アプロットは「中高一貫・中学生コース」「中高一貫・高校生コース」が用意されており、通っている学校によってコースが変えられるのが特徴。
カリキュラムとしては学校授業の補填、先取りがメインとなります。
教室での指導や自宅指導、オンライン指導と幅広い選択肢があるため、全国どこにいてもクオリティの高い授業が受けられるというのが嬉しい点ですね。
中高一貫校生が塾に通う必要はある?
以前、筆者は「中学では塾は不要」という記事を記載しました。
上記記事のポイントとしては、
- 高校受験においては「内申点」が大きな割合を占めること
- 塾がきっかけで学校の授業が蔑ろになると評価が下がってしまうこと
を挙げました。
ただし、中高一貫校に関しては上記のデメリットはなく、塾に通うことはメリットが多いと考えます。
以下でその理由を記載します。
授業についていけないと最大6年間苦労する
中高一貫校は、入学時から比較的学習レベルが高めの人たちで構成されています。
平均的に高いレベルなので、授業も通常の公立と比べて難易度が高い傾向にあり、中には授業についていけず成績が振るわない生徒も出てきます。
公立中学であれば成績が振るわなくても、他にもそういう子は多いため、競いながら上がりやすい環境にあります。
ただ中高一貫校であれば周りが比較的勉強できる人が多いため、比較してしまい精神的にも苦労しやすい傾向にあると言えます。
クラス分けでより高いレベルの授業を受けられる
学校によりますが、成績に応じたクラス分けが行われる学校もあります。
その場合、比較的良い成績を取っておくことで、よりレベルの高い学習を受けることができ、結果として良い大学に行くことも可能。
筆者は公立高校でしたが、3年生の時に特進クラスへ入ったことで、学校で高いレベルの授業を受けることができ、その後京都大学に現役合格したという経験があります。
可能であれば中学生の時点から塾へ通い、常に高いレベルに身を置いて学習する事が将来の大学進学への近道となります。
まとめ
中高一貫校の塾事情と必要性について記載しました。
色々なコースはありますが、どれも最終的なゴールとしては「目指す大学に合格するために塾へ通う」目的に向かっており、塾によって指導方針は様々。
自分に合った塾を見つけるためには、塾に実際に入り、雰囲気を味わってみるしかありませんが、中には無料体験できる塾もあるため、一度試してみることをおすすめします。