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中学生は塾に行くべきか?メリットとデメリットを踏まえた考察【京大に現役合格した私の見解】

中学生が塾に行かない方が良い理由 学習方法

子供が中学生になるタイミングで検討される方が増える、学習塾

親御さんの中には、中学生で学習塾に通わせるのは意味がないのでは?と思われている方も多いのではないでしょうか。

結論から記載すると、京都大学に現役合格した筆者の考えは「中学生であれば塾は不要、むしろやめておいた方が良い」派です。

本記事では、中学生が塾に行くべきかどうか、メリットとデメリットを踏まえた考察について記載していきます。

中学生で学習塾に行くことのメリット

まず、中学生で学習塾に行くメリットを記載します。

  • 学校の授業内容が先に理解できる
  • 学校外で勉強をする習慣がつく

学校の授業内容が先に理解できる

学校の授業についていけない生徒であれば、学習塾で先に学んでおくことで、学校での授業が理解できるようになり、必然的に定期テストでも良い点数を獲得することができます。

学習塾で予習し、学校で復習するようなイメージですね。

学校の授業も真面目に授業を受けられる生徒であれば、塾に通うメリットは大いにあります。

学校外で勉強をする習慣がつく

家に届くタイプの通信教育とは異なり、塾は決まった時間に必ず勉強をするため、学習習慣がつくということがメリットです。

日々の勉強習慣は今後の高校受験や大学受験においてとても重要です。

家庭でも外でも良いですが、この学習習慣がつかないと難関とされる学校へ合格するのは難しいと思った方が良いでしょう。

中学生で学習塾に行くことのデメリット

次に、中学生で学習塾に行くことのデメリットを記載します。

  • 費用対効果が悪い
  • 学校の授業を真面目に受けなくなる
  • 塾の課題に追われ、学校の宿題がないがしろになる

特に後半2つについては、後述する内申点に大きく響く内容です。

費用対効果が悪い

学習塾の月謝は、文部科学省がH30年度に公表した平均値によると、公立中学の3年生で年間31万円、月謝に換算すると約26,000円/月がかかる計算となります。

ちなみにオンライン個別指導であれば1時間あたり2,000円〜3,000円が相場となりますので、週2時間としても24,000円になり塾の方が高くなる場合もあります。

勉強の理解度は個人差がありますので、単元が勝手に進んでいく学習塾よりは個別指導の方がコストメリットはあります。

学校の授業を真面目に受けなくなる

塾で先に学んでしまうことにより、学校の授業を真面目に受けなくなる可能性が出てきます。

そんな事あるのか、と思われるかもしれませんが、実際にありました。

私が中学生の頃は同じ学習塾に通って英語と数学を学んでいた子が多く、英語と数学の授業がかなり崩壊しており、大きな問題に発展しました。

「この内容、塾でやったし分かるから良いや…」って寝てた生徒も居ましたね。

真面目に授業を受けていない事は先生にも当然わかるので、内申点に大きく響きます。

高校受験においては内申点の占める割合はかなり大きいので、試験で合格圏内に達していたとしても、志望校に合格できない可能性が出てきます。

塾の課題に追われ、学校の宿題がないがしろになる

こちらも先述の項目と同様、内申点に響く内容です。

特に宿題については学校の方がどこか甘い感じがして、塾の方が厳しく感じることがあるかもしれません。

ただ、内申点的には学校の宿題を出さない方がデメリットが大きいです。

さらに、塾は月謝を払っているという事もあり、学校のことよりも力を入れてしまいがちですが、こと中学生に関してはこの発想は完全に逆です。

学校をまず最優先にしましょう。

結論

中学生で塾に通う理由は、ほとんどの親が「高校受験のため」と答えると思います。

「高校受験のため」であれば、現代において集団で学ぶ学習塾はコストパフォーマンスも悪いうえに、学校からの内申点を蔑ろにしてしまいがちなので、おすすめはできません。

「授業についていけないから」といった理由であれば、なおさら家庭教師などの個別指導をおすすめしています。

今の時代はオンライン対応も増え、学習塾に通うよりも月額を安価に抑えられるケースも多いので、一度調べてみてはいかがでしょうか。

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