学習内容のレベルが1段階上がると言われている小学四年生。
勉強面に加えて精神面と身体の発達のバランスについても、子供自身が「上手くいかない」と感じるケースが多いため「小4の壁」と呼ばれる事があります。
勉強についていけなくなる事で、これから中学生、高校生となるにつれて学力差が開いてしまいます。
本記事では、小4でつまづいてしまった子がやるべき事について記載します。
「小4の壁」の原因とは
国語も難解な漢字が増えたり、長文読解が難しくなってくる小4ですが、特に難易度が上がるのが算数。
筆者はこの難易度の跳ね上がりが小4の壁の原因となっていると考えます。
以下が小4になって学ぶ算数の内容です。
小1で1桁の足し算、引き算から始まり、2年生でようやく九九、という進み具合でもなんとか頑張っていたのに、そこから2年でここまで難易度が上がると考えると驚きますよね。
算数が好きな子は、面白さに気づいてより伸びますが、嫌いな子は苦手意識がついてしまいがち。
この算数を克服することが、小4の壁を壊す事につながります。
学力差が出る最大の理由
学力差が出るのは「勉強への興味」の差が大きくなるから。
ベネッセの「子どもの生活と学びに関する親子調査 2016」からも、勉強が好きになる子と嫌いになる子は小4でハッキリと分かれているというデータも出ています。
必然、勉強を自らやる子とそうでない子に分類され、学力差は大きく開いてしまいます。
子供に対して勉強への興味を持たせる必要がありますが、なかなか難しいですよね。
以下の項目で、勉強に対する興味を持たせるためにやるべき内容を記載していきます。
学力差が開く前にやっておくべき事
勉強に対して興味を持たせるには、「勉強しなさい」と言うでもなく、何か新しいものを買い与えるでも無く、とにかく「学んでいる内容について完璧な理解をする」という事。この1点に尽きます。
子供の勉強は「できた!」という気持ちが全てです。
理解することで次に進む好奇心を醸成でき、理解できないと次に進むための気力も出ません。
では、理解をするために実施しておくべき内容とは何でしょうか。
1年〜3年で学んだことの復習
勉強は「学んだ知識や理論の積み上げ方式」となっています。
小4で学ぶ内容も、小1〜小3で学ぶ内容が基本であり、そこからの応用を要求されます。
そのため、小4の内容が理解できない子供には、しっかりと小3までの勉強をやり直す事が肝要です。
遠回りですが確実な方法です。
面白い教材を使う
教材で興味を引く、というのも子供にとっては良い方法です。
タブレット学習も普及しており、小学生が楽しみながら学べるコンテンツやアプリは豊富にあります。
有名どころだと「トドさんすう」は遊びながら学べる良アプリ。
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遊びながら学び、内容を理解することで授業の楽しさにも気づける事でしょう。
まとめ
「小4の壁」対策について記載しました。
小4だけでなく、中2や高1など、勉強が難しくなるタイミングで諦めてしまう子供は増えてしまいがち。
そんな中でも、工夫ややり方次第で学びに対する好奇心を呼び覚ます事ができるので、親は決して諦めず、粘り強く接してあげるようにしましょう。