親が子供に言う言葉No.1「勉強しなさい」。
言ったとしても当然のように勉強しない。そんな事はわかっていても、言わないと一生勉強しないんじゃないかというくらい遊んでいる子供を持つ親御さんは多いと思います。
子供が勉強しないことで言いたくもない事を言うことで喧嘩につながり、それがストレスになって疲れてしまうこともありますよね。
本記事では、子供が勉強しない理由から、やる気を引き出す方法について記載していきます。
子供が勉強しない理由
子供が勉強しない理由は以下の2点に集約されます。
勉強をする事が何よりも楽しい、となれば勉強をしますし、そうでなくても、必要だと思えば勉強はします。
基本的には「やりたい事」というのは人の欲求に起因するもの。
マズローの欲求5段階説によると、生きるための欲求である「生理的欲求」「安全欲求」が満たされる事で、人との関わりである「社会的欲求」、さらに成長するための「承認欲求」「自己実現欲求」を満たしたいと思うようになります。
「勉強したい」という欲求はこの中で「承認欲求」および「自己実現欲求」を満たすための手段であり、それ以下の「社会的欲求」等を満たしてあげる事が最低限必要です。
子供のやる気を引き出す方法
上記より、子供の勉強のやる気を引き出すために必要な方法は以下が考えられます。
愛情を持って子供と接する
普段から子供に対して愛情を持って接しているとは思いますが、厳しく言ってしまうことが続くと、子供は愛情を受けていないと感じてしまい、「社会的欲求」を満たすためスマホやTVなどに救いを求めてしまいます。
勉強に対してある程度の促しはしつつも、普段から言葉遣いを優しくしながら、子供が主体的に動くのを待ちましょう。
親が勉強している姿を見せる
「勉強しなさい」と言いながら、親が勉強している姿を見せないケースはかなり多いです。
家事など色々やる事は多いという事情はありながらも、子供からすると「なぜ勉強していない人から言われなければならないのか」と感じてしまいます。
一方で親が勉強し、それによって何かを達成した姿を見せることで、「自己実現欲求」の達成の実例を見ることができるので、子供のやる気にもつながります。
家族以外が勉強を教える
子供は親に対して反抗しがちなもの。
そのため、勉強できない・しない子に対して親が勉強を教えようとしても反発されることが多いです。
勉強を教えるのであればプロの手を借りるのが最善で、もし子供の勉強が苦手であれば家庭教師を雇うのも一つの手。
昨今ではオンライン家庭教師がメジャーになってきており、安価でクオリティの高い授業が受けられると話題です。
新しい環境を準備する
同じ事の繰り返しは、脳を活性化することにはつながらず、やる気も出ないものです。
やる気を出すためには周りの環境を一新するのも効果的。
簡単なところで言うと、文房具などの勉強道具や、ツールの最新化を試みてみるというのも一つですし、塾の体験に行ってみるというのも一つの手です。
ほとんどの塾は無料体験を実施しているので、興味があれば続ければ良いですし、興味がなければ別の方法を模索すれば良いので、一切デメリットがない方法です。
子供のやる気を引き出すには周りの協力が必要
以上、子供の勉強のやる気を引き出す方法を記載しました。
子供が勉強するためには、「なぜ勉強をしないといけないか」の本質を理解することと、勉強の楽しさを改めて再認識させてあげる環境づくりが必要です。
本記事を参考に、一つずつでも取り組みを始めてみては。
