塾や家庭教師を選択する際に登場する「プロ講師」というワード。
「お金を払っているのだから、講師は全てプロなんじゃないの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
実は、プロ講師と、大学生講師には決定的な違いがあります。
本記事では、プロ講師の定義、大学生講師との違いについて記載します。
プロ講師とは
プロ講師の特徴について
プロ講師とは「講師を専業としている人」のこと。
対義語としては「学生講師」「アルバイト講師」といった、「副業やスキマ時間で講師をしている人」を表します。
プロ講師の特徴としては以下の通り。
プロ講師を選ぶメリット
プロ講師を選ぶメリットは圧倒的に「高い品質の指導が受けられる」という点。
高い品質というのは定性的ですが、私は「指導された側が、より短期間で目標のレベルに達する事ができる」といったことを「高い品質の授業」と定義しています。
子供のレベルに応じた指導や、自らの経験から「これをすれば合格させられる」といった自分なりの指導方針を持っている講師は強いです。
中には、特定の学校の受験に特化したプロ講師も居るので、講師のこれまでの実績が子供の目標と一致していれば、費用以上の価値を得られるでしょう。
プロ講師を選ぶデメリット
プロ講師のデメリットは「当たり外れが大きい」という点。
特に優れたプロ講師であれば、子供のレベルに合わせて様々な指導スタイルを使い分けられます。
一方、普通レベルのプロ講師だと、集団塾で教える時と個別指導で教える時の指導に差が無く、子供のレベルに合わせた授業ができないケースが多いです。
ハズレの講師に当たってしまうと、なかなか子供が伸びず、お金を無駄にしてしまうこともあります。
大学生講師とは
大学生講師の特徴について
プロ講師との対比に用いられることの多い「大学生講師」「アルバイト講師」。
大学生講師の特徴は以下の通り。
大学生講師を選ぶメリット
大学生講師のメリットは「直近の受験を突破した揺るぎない実績」があるということ。
受験はその時代によって様変わりし、また受ける学校によっても対策が大きく変わってくるものです。
その最新の受験を突破したノウハウを持っているという事は、講師として大きな強みとなります。
大学生講師を選ぶデメリット
大学生講師は「指導の経験が少ない」という点が唯一の弱み。
自らが勉強をする事と、勉強がわからない子供に教える事は全く別となります。
特に難関の大学を突破した学生が、全く勉強がわからない子供に教える際、何故わからないのか、どうすれば一歩前に進めるのか、講師側も理解が難しいもの。
講師も試行錯誤し、学生と一緒に成長していく事となります。
とは言え、料金を払っているので指導はしっかりして欲しいと思われる方も多いはず。
プロ講師の指導は一度体験した方が良い
多くの学生は、大学生のアルバイト講師に教えてもらうケースが多く、カリスマとも呼ばれる講師に直接学ぶという機会は少ないです。
家庭教師や個別指導といったマンツーマンの環境で一度プロ講師の授業を受けると、その大きな違いを体感できます。
機会があれば、プロ講師の体験授業を受けてみることをおすすめします。