学校以外での学習における選択肢として挙げられることの多い家庭教師と個別指導。
言葉からは似ているようにも聞こえるこの2つ。実は全く異なっています。
どちらにもメリットとデメリットがあり、学生やご家庭に合ったものを選ぶことが大切です。
今回は、家庭教師と個別指導の違いについてご紹介します。
我が家はどちらが向いているの?と悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
家庭教師とは
家庭教師は、特定の家庭教師と学生が1対1の関係となるタイプのもの。
学生に対して数学や英語等、必要な教科を一人の教師が教える形式のものを言います。
カリキュラムはお互いに相談しながら苦手科目に重点を置いたり、傾斜をかけることが可能。
1人の学生の成績アップの責任を教師が負う形になり、優秀な家庭教師を見つけることが出来れば学習効率は非常に高いと言えます。
個別指導とは
個別指導は、「個別指導」と名がついていますが、平均して2〜3人ごとに指導が行われる点が家庭教師とは異なります。
ただ、数学ならA講師、英語ならB講師と、専門の講師による指導を受けられるという特徴があり、個別指導塾に在籍している講師であれば変更も容易です。
塾が学生の成績アップの責任を担っているため、塾の選択が重要になってくるのが個別指導の特徴です。
家庭教師が向いている人
家庭教師が向いている人について、以下のメリット・デメリットから解説します。
家庭教師のメリットについて
- 学生一人に対して最大限の時間をかけてもらえる
- 学生の理解度に応じて柔軟にカリキュラムが変更できる
家庭教師のデメリットについて
- 個別指導塾に比べて割高
- 家庭教師に不満があっても変えづらい
個別指導より家庭教師が向いているのは
オンラ家庭教師が向いているのは、「勉強自体が苦手」「何が苦手かがわからない」といった、勉強が平均よりも苦手な人。
個別指導では問題を解くといったある程度学生が自走する必要がある時間が設けられていますが、家庭教師は最初から最後までつきっきりで教えてもらえるため、本当に学習が苦手な人におすすめです。
個別指導が向いている人
一方、個別指導が向いている人についてメリットとデメリットから解説しますが、基本的には家庭教師の逆となります。
個別指導のメリット
- 家庭教師に比べて割安
- 講師に不満があった場合、塾の在籍講師から選びやすい
個別指導のデメリット
- 講師は1回の授業で2〜3人を受け持つ事が多い
- 家庭教師よりはカリキュラムの変更に柔軟性がない
家庭教師より個別指導が向いているのは
個別指導が向いているのは、ある程度勉強のやり方がわかっている学生であったり、苦手部分を自分でも認識している学生です。
克服したいところと伸ばしたいところがはっきりしているので、伸ばしたいところは淡々と問題を解き進める特訓ができ、苦手な部分は講師に確認しながら克服することができます。
家庭教師と個別指導は個人の特性によって選択する
以上、家庭教師と個別指導の違いについて記載しました.
学生の特性によって、家庭教師が向いている人、個別指導の方が向いている人がいるので、ご家庭での学生の理解度によって選択するのが良いでしょう。