子供を持つ親の悩みとして、多くの方が挙げられる不登校問題。
文部科学省が行った不登校に関する調査結果によると、不登校の要因は「不安」が半数を占めており、人間関係が原因であるケースや、学業の遅れが原因であるケースなど、その人によって様々な原因があります。
ただ、学校に行っている人からすると「不登校はずるい」と思われることも。
本記事では、不登校がずるいと思われる理由と、それに対する解決策について記載します。
なぜ不登校はずるいと思われるのか
不登校がずるいと言われる理由として多いのが以下の2点です。
勉強をしていないと思われている
ベネッセの調査によると、勉強が嫌いと感じている生徒は中学生・高校生で約6割というデータが出ています。
学校の授業を受けない不登校の生徒に対して「嫌いな事を避けている」と思ってしまう学生も多く、これによって「ずるい」という感情が芽生えてしまいます。
楽しい行事だけ来ると思われている
不登校生の中には、行事は頑張って参加しようという子もいます。もしかしたら、これがきっかけで学校に行けるようになるかもしれない、という前向きな理由による参加の人は多いでしょう。
ただ、普段から学校に行っている子からすると、楽しい行事の時だけに参加する事に納得がいかないという人も一定数は存在します。
これもやはり「自分が嫌いな勉強を、不登校生が避けている」という思い込みが起因となっており、このような思考に至ってしまう生徒は少なくありません。
不登校はずるくない
結論から言いますが、不登校は逃げでもなく、ずるいわけでもありません。
人によって、苦手なことや合わない事は様々。その子にとって苦手だったのが「学校に行く」という事だっただけ。
人生は長く、不登校であっても社会に出たら同じスタートラインから始められますので、焦ることは全くありません。
ただし、学校に行っている生徒は当然、学校で勉強をしているため、不登校であっても勉強をしていないとスタートラインに立つことは出来ません。
不登校をずるいと思われないための解決策
好んで不登校になっている人は少なく、何かしら学校生活で問題が発生したことにより不登校になっている人がほとんどです。
ずるいと思われないためには、仮に学校に行った場合、他の人と遜色なく授業を受けられることが極めて重要です。
不登校であることで人間関係の不安はないけれど、勉強に関して遅れている事が不安な人も多いのではないでしょうか。
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学校に無理やり行ってつらい思いをするよりも、勉強を少しずつでも学び、今後の長い人生に活かすのが賢い選択です。
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まとめ
不登校で悩まれている人は年々増えていますが、人生という長い期間において、学校に通う期間は非常に短く、学校で作られる人間関係は一時的なものです。
悩みはあると思いますが、明るい将来は誰にでも来ます。そのためにも、子供に対して必要な教育を用意してあげることが肝要です。
